「保険はちゃんと入ってる」と思ってた私が、気づいたら5本解約していた話


13年前に夫婦で入った死亡保障200万円・70歳満期。「お葬式代に・・・」なんて言われて入った保険だった。月々の負担も各7000円程度で、お守り代わりとして、この保険の存在に安心すらしていた。でも、これが実は割に合わない保険だった。貯蓄型の終身保険。

この保険を解約すべく、Claudeに比較検討を依頼すると、NISAで運用した場合の比較をしてくれた。 「解約金も、これから払う保険料も、ぜんぶNISAに回せば——解約が断然おトク。解約一択です」。

子育てがひと段落している今、悩む必要はなかった。私は迷わず解約しNISA運用を選んだ。

数週間後。 保険解約も無事終了し、解約金も入金された。解約金の行き先はNISA一択だったが、ライフプランを一緒に作っていたClaudeはこういったのだ。 現金の比率が低いので、解約金は現金のままのほうがいいのではないかと。

ちょうどリフォーム代を一括で支払ったばかりだった。所有する車も2台とも10年選手。買い替えもそう遠くない。

確かに、NISAに入れてしまうと、現金が必要なタイミングによっては損になりかねない。ここは現金で保有すべきかも。そう判断し、ひとまず解約金は6か月の定期預金に入れて、知らないうちに使ってしまわないようにしておいた。

さらに数週間後。自宅で書類の整理をしていると、解約した貯蓄型保険の返戻金の試算表が目に入った。返戻金の推移を、なんとなく目で追う。

・・・。 ん?ちょっと待って。これあと5年待てば大分返戻金増えたんだな・・・。 一人30万以上・・・。これ、本当に解約してよかったんだっけ??

血の気が引いた。 前提があったっけ。「解約金をNISAで運用するなら」だ。

なのに私は「今はNISAじゃない、現金を厚くすべきだ」と方針を変えてしまった。解約金は現金で持つことにしたのだ。 ・・・つまり。損をしないための**「NISAで増やす」前提が、消えていた。**

おそるおそるClaudeに聞いた。「これ、解約しないほうがよかったパターンじゃない??」 Claudeはいつも通り正直に、言った。「 純粋な金額だけで見ると、5年継続の方が二人で約70万円多かった可能性が高いです。」

深くうなだれる。

・・・でも。 顔を上げる。

深呼吸して、落ち着いてもう一度考える。続けていたら、5年後の返戻金は70万増えたかもしれない。でも、その間現金が足りなくなったら?NISAを解約?それともその時こそ、保険を解約?結局、現金が足りない問題はずっとくすぶっていたはず。

そしてあと5年もの間、もやもやした気持ちのまま保険料を支払っていく・・・。

でも今、そのストレスから解放された!そして足りていなかった現金が、手元にある。使える。安心できる。余裕があったらその時こそNISAに回すこともできる。生きたお金だ。

・・・やめて、よかったんだ。 単純に得か損かだけ考えたら、少し損(いや大分?笑)だったかもしれない。でも、今のこのすっきりした気分と、手元のお金、そしてもう必要のない保険に入っていないという自信。損をした分、心の平穏を手に入れた。

この解約をきっかけに、収入保障保険も見直した。入るときは必要だと思い入っていたが、これも死亡時の保障だけが厚く、今の夫婦二人には必要のない保険だと気付けた。これらも続けて解約した。

加入していた保険7件のうち、5件は解約することになった。不思議なことだけど、こんなにいらないと思っていても、解約するときはやっぱりほんの少し不安になった。人間って「安心」というものに弱い生き物なんだな・・・。

そして、医療保険(がん保険つき)は、解約せずに残した。もしかしたら日本の医療制度があれば、いらないかもしれない。でも無理にやめることはないと思った。ほかの保険は納得して解約した。でもこの保険はやめたくないなと思った。だから継続。必要と不要は他の誰でもなく、自分で決める。 手放すものと、残すもの。ちゃんと自分で選んだ。 それで十分じゃないかと思う。

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