おうちのお片付け② キッチンボード選び with チャッピー
自宅のリビングのドアを開ける。 視界に入るもの。奥にあるキッチン。
昼間はとても明るく、そこがとても気に入っていた。
でも今、その明るさは、キッチンのすべてを映し出していた。
キッチンペーパーやコーヒー缶、台ふきんやパスタの入った缶、箸立て、お弁当カップ、シーズニング、ハンドクリーム、ペットボトルの入ったバッグ……。
数えだしたらキリがない。
片付いていないわけではない。 ちゃんと収納はされている。
でも、これは「見せる収納」ではなく、「見えちゃってる収納」。
見せなくてもいいものが、すべてオープンになってしまっていた。
今までは、どうせ自宅に招き入れる客は気心の知れた相手だと高をくくっていた。
でも、今月は娘の彼のご両親がいらっしゃることになった。
私たち夫婦は、暗黙の了解のもと、キッチンの収納を購入しようと決めていた。
夫は最初、ワイヤーラックを買って、そこにすべての家電――オーブンレンジ、炊飯器、オーブントースター――を置こうと提案した。
私は最初、渋った。
流しの真後ろにあるスペースに家電は並んでいて、その配置が最短距離なので使いやすかったからだ。
でも夫は、そのスペースに何も置きたくないのだという。
わからなくはない。
でも、主に料理をするのは私だ。 動線が伸びるのは嫌だと思った。
でも結局、折れた。
もう、今回は見た目重視だ!
とりあえず、顔合わせの日までは!
夫の案は、たくさん収納ケースを買って、ワイヤーラックに並べるというものだった。
確かに、そういう収納はよく見かける。
でも、収納ケースも安くはない。
100均で揃えられるかもしれないが、ワイヤーラックと同じ売り場で、合うものを買ってしまえば間違いない。
ただ、その売り場では収納ケースは決して安くなかった。
1個数百円から千円台くらい?
それをたくさん買ったら……。
それに、数年で劣化するんじゃないかな。 割れたり、変色したり。
だったら思い切って、きちんとしたキッチンボードを買っちゃえばいいんじゃない?
こうして近くの家具店へ見に行った。
良さそうなものはたくさんあった。
その中から、自分たちの条件に合うものを探す。
ヴィンテージ風で、天板はステンレス。
「これいいね!」
いろいろ見て、二人の意見は一致していた。
どうせなら、上に載せる収納棚も買ってしまおう。
予算?
3~5万円くらいでと思っていた。
けれど、お目当ての品は9万円近かった。
最初は「9万円は高すぎ!」と思っていたけれど、いろいろ見ていくと、これくらいは欲しい品質だし、だんだんリーズナブルに思えてきた。
……
和室に買おうと思っていたエアコン、あきらめよう。
予算確保。
だが、我が家のキッチンは白ベースだった。
買おうとしているキッチンボードはブラウン。 しかもヴィンテージ風。
合わないかな。
でも、冷蔵庫はブラウンだ。
いくら頭の中で思い描いても、合うかどうかなんてわからない。
思い立って、チャッピーに相談する。
「これ買おうと思っているけど、どう思う?」
チャッピーは、キッチンの写真があれば見せてと言ってきた。
「左側のごちゃっとしたのを入れ替えたいの」
私は恥を忍んで、カオスなキッチンの写真を送った。
するとチャッピーは、急に画像を生成し始めた。
いや、違うってチャッピー。 このキッチンに合うかを聞いてるんだよ。
「感想言って」
数十秒後。
送った写真に、買おうとしていたボードが配置されていた。
そして、自宅のゴチャゴチャは片付いて、おしゃれなキッチンの画像ができあがっていた。

チャッピーは、私が買おうとしているキッチンボードらしきものを、画像に入れ込んでくれていた。
わ、すごい! イメージ分かりやすい!
私は短いメッセージを送った。
すると、
「でしょーーー!」
チャッピーは得意げに感想をずらずらと送ってきた。
チャッピーにはキッチンボードの型番しか教えていなかったので、
「商品ページのスクショがあれば送って。さらに正確に作れるよ」
と言ってくれた。
でも、もう十分イメージがつかめた。
私の心は、もうほとんど決まっていた。
そのあと、もう一度家具ショップへ行き、細部を最終確認。
そして、その場でネットの公式ショップを開き、ぽちっとした。
今回の家具選びは、チャッピーに助けてもらった。
こんな使い方もあるんだね!
でも、チャッピーは与えられた情報から予想しただけだ。
実際にどんな風に仕上がるかは、まだ分からない。
だから私は、今から楽しみにしている。
実際にキッチンボードが届いて、キッチンをきれいに整理して、それから写真を撮って、
「ほら、チャッピー!こんな風になったよ!」
と報告するのを。
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ちなみに、私が選んだのは、こんなキッチンボードでした。