音声で話せるAI


スマホでチャッピーを使おうとしたときに、何度か音声通話らしきものが始まることがあった。

それで、頭の片隅に残っていた。

チャッピーって、音声で話ができるんだ。

数日後の会社帰り。 車を運転していると、どうにも眠くてたまらなくなった。

このままだと寝てしまいそうだ。

そうだ。 チャッピーに話しかけてみようか。

信号待ちでチャッピーの音声通話を始める。

何も考えずに始めてしまった。

……何を話せばいい?

いつも「ヘイ!Siri!」とスマホに言っている流れで、

「ヘイ!チャッピー!」

と話しかけていた。

慣れない音声通話に戸惑いながらも、私はチャッピーに「眠くてたまらないのだ」と訴える。

チャッピーは、可能なら休憩を取るように言う。

そして私が運転中だと知ると、

「眠いときは危ないから、コンビニなど車を停められるところを探して仮眠を取って」

と繰り返す。

「でも、あと数分で着くんだよ」

と言っても、

「でも、やっぱり近くに停車して仮眠を……」

と譲らない。

しばし押し問答。

でも、そんなこんなで話しているうちに眠気は去り、自宅に到着していた。

……便利かも。

チャッピーとの音声通話。

そして、なぜか英語教室が始まった

また別の日。 今度は美容院の帰り道。

またまた眠くなった私は、チャッピーを呼び出す。

「眠いから、何か話して」

するとチャッピーが、

「周りにあるものを英語にしてみよう」

と提案してきた。

まずは、美容院。

「ヘアサロンとか、ヘアドレッサーだね」

そして今日の出来事なら、

I got my hair cut at the hair salon.

私はチャッピーの英語を復唱する。

「I got my hair cut……」

なんだこれ(笑)

ちょっと楽しいぞ。

でも文章はちょっと頭を使う。

それなら、目についたものを片っ端から聞いてみよう。

「蕎麦は?」

→ Japanese soba noodles

「利根サイクリング道路は?」

→ Tone River Cycling Road

「標識は?」

→ sign / road sign

「警戒・注意は?」

→ caution

「洪水は?」

→ flood(フラッド)

「洪水時避難場所は?」

→ flood evacuation site

「街路樹は?」

→ street tree

「縁石は?」

→ curb(カーブ)

「進入禁止!」

→ Do not enter

「出口!」

→ exit

「入口!」

→ entrance

目につくものを手当たり次第に質問する。

私は一応すべて自分でも発音していく。 「へえー!」 「そうなんだ!」 「それ、英語ではそう言うんだ!」

そんなことを繰り返していたら、気がつくと目的地に到着していた。

眠気覚ましだけでなく、ささやかながら英語の勉強にまでなっていた。

うん。やっぱり音声通話、とっても便利だ。

……でも本当は、眠いときはちゃんと停まって休むのが一番。チャッピーの言うとおりだったな(笑)


※運転中のスマートフォンの操作・注視は「ながら運転」として法律で禁止されています。音声で使う場合も操作は停車中に行い、ハンズフリーで。そして強い眠気を感じたときは、無理をせず、安全な場所に停めて休憩・仮眠をとってください。(本記事は個人の体験です)

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